Macのターミナル作業を始めるときに最初に入れるのが、パッケージ管理ツールのHomebrew(コマンド名はbrew)と、テキストエディタのVimです。

結論から書くと、Homebrewは公式サイトのインストールコマンドを1行貼るだけで入り、Vimはbrew install vimで入ります。つまずきやすいのはbrewコマンドが見つからないケースで、これはApple Silicon搭載MacでHomebrewのインストール先が/opt/homebrewに変わったことが原因です。

この記事では、Homebrewの導入、パスが通らないときの対処、Vimのインストール、そしてmacOS標準のVimとの使い分けまでをまとめました。

▼動作を確認した環境

macOS 26(Apple Silicon)/ Homebrew 6 系 / zsh

Homebrewのインストール手順

結論:Homebrewは、公式サイトが提示しているインストールコマンドをターミナルに貼り付けて実行すれば入ります。

/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

 

このコマンドはHomebrew公式サイトのトップページに掲載されているものです。仕様が変わることがあるので、実行前に公式サイトの表記を確認してください。

実行するとパスワードの入力を求められます。これはMacのログインパスワードです。また、Command Line Tools for Xcode が入っていない場合は、その場でインストールが始まります。

インストール先はCPUによって違う

結論:Apple Silicon搭載Macでは/opt/homebrew、Intel搭載Macでは/usr/localにインストールされます。

Mac インストール先 パスは通っているか
Apple Silicon(M1以降) /opt/homebrew 通っていない。設定が必要
Intel /usr/local 最初から通っている

古い手順を紹介している記事は/usr/localを前提に書かれていることがあります。Apple SiliconのMacでうまくいかないときは、まずここを疑ってください。

 

brewコマンドが見つからないときの対処

結論:zsh: command not found: brewと出たら、~/.zprofileeval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"を追記します。

echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> ~/.zprofile
source ~/.zprofile

 

brew shellenvは、Homebrewが必要とする環境変数(PATHなど)をまとめて出力するコマンドです。それをevalでシェルに読み込ませています。

macOS Catalina以降の既定のシェルはzshなので、~/.bash_profileに書いても反映されません。インストーラが実行後に案内してくるのも~/.zprofileのほうです。~/.zshrcに書いても動きますが、~/.zprofileはログインシェルの起動時に1度だけ読まれるので、PATHの設定はこちらに置くほうが素直です。

Homebrewで入れたコマンドのパスが反映されない問題は、PHPのバージョン切り替えでも同じ形で起こります。MacでPHPのバージョンを切り替える方法|Homebrewの手順と反映されないときの対処に、切り分けの手順をまとめています。

インストールできたかを確認する

結論:brew doctorを実行してYour system is ready to brew.と表示されれば、導入は完了しています。

brew --version
brew doctor

 

 

Vimのインストール手順

結論:Homebrewが入っていれば、brew install vimの1行でVimが入ります。

brew install vim

 

インストールが終わったら、バージョンを表示して確認します。

vim --version

 

 

macOS標準のVimとHomebrew版のVimは別物

結論:macOSには最初からVimが同梱されているので、brew install vimを実行すると2つのVimが共存します。どちらが呼ばれているかは、候補を全部出すwhich -a vimで確認できます。

$ which -a vim
/opt/homebrew/bin/vim
/usr/bin/vim

$ /usr/bin/vim --version | head -1
VIM - Vi IMproved 9.1 (2024 Jan 02, compiled Apr 18 2026 20:29:32)

$ /opt/homebrew/bin/vim --version | head -1
VIM - Vi IMproved 9.2 (2026 Feb 14, compiled Apr 27 2026 17:18:17)

 

which -aはPATHの前から順に並べるので、上に出ているほうが実際に起動します。この例では/opt/homebrew/bin/vimです。

macOS標準のVimはOSのバージョンによって変わり、Homebrew版はbrew upgrade vimを実行した時点の最新になります。2つのバージョン差は環境ごとに違うので、上のコマンドで自分の環境の値を確認してください。
 

/usr/bin/vimが返ってきた場合は、Homebrewのパスが/usr/binより後ろにあります。前掲のbrew shellenvの設定を~/.zprofileに入れ、ターミナルを開き直してください。

Homebrew版を入れる利点は、macOS標準版より新しい版が使えることと、brew upgrade vimで自分のタイミングで更新できることです。標準版はmacOSのアップデートでしか変わりません。

Homebrew版を入れる必要がない場合もある

結論:設定ファイル(~/.vimrc)を書いて色を変える程度の使い方なら、macOS標準のVimで足ります。

Homebrew版が必要になるのは、標準版でオフになっているコンパイルオプション(Pythonインターフェースなど)を使うプラグインを入れたい場合や、最新の機能を追いたい場合です。まず標準版で困ってから入れる、という順番でも問題ありません。

Vimの見た目やzshのプロンプトまで整えたい場合は、MacターミナルをIcebergとPrezto+pureで設定するに続きを書いています。

 

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りん
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