Mac に新しいフォントをまとめて追加する方法を解説します。
結論から書くと、方法は2つあります。Font Book で複数ファイルを選んで一度に追加する方法と、フォントフォルダへ直接コピーする方法です。どちらでも結果は同じなので、扱いやすいほうを選んでください。
この記事は2021年に「Font Book では一括追加できない」という前提で書いたものですが、実際には Font Book でも複数のフォントを一度に追加できます。当時の私が方法を見つけられなかっただけでした。訂正したうえで、両方の手順とインストール先の違いをまとめ直します。
対応する拡張子は「.otf」「.ttf」「.ttc」「.otc」などです。
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フォントを一括追加する2つの方法
結論:Font Book を使う方法と、フォントフォルダに直接置く方法です。管理のしやすさを取るなら Font Book、数が多いときはフォルダ直置きが速いです。
▼2つの方法の比較
| Font Book で追加 | フォルダに直接コピー | |
|---|---|---|
| 一括追加 | できる(複数選択) | できる |
| フォントの検証 | 自動でかかる | かからない |
| 重複の検出 | する | しない |
| 管理者権限 | インストール先による | インストール先による |
| 向いている場面 | 通常はこちら | 数百ファイルを一度に置くとき |
壊れたフォントが混ざっていると、アプリが起動時に固まることがあります。配布元がはっきりしないフォントを入れるときは、検証がかかる Font Book 経由をおすすめします。
Font Bookで複数のフォントを一度に追加する
結論:Finder で追加したいフォントをすべて選択し、Font Book のウインドウにドラッグするだけです。1つずつ開く必要はありません。
手順は次のとおりです。
- Finder で追加したいフォントファイルをすべて選択する(command + A ですべて選択、command + クリックで個別に追加選択)
- Font Book を起動する
- 選択したファイルを Font Book のウインドウにドラッグする
メニューから追加することもできます。Font Book で ファイル > ユーザ用にフォントを追加(英語表記では File > Add Fonts to Current User)を選び、ダイアログで複数のファイルを選択します。
Font Book のアイコンに直接ドラッグする方法もあります。Dock にある Font Book のアイコンへフォントファイルをまとめてドロップし、確認画面で「インストール」をクリックします。
追加のとき、Font Book はフォントに壊れがないかを自動で検証し、すでに入っているフォントとの重複も知らせてくれます。ここで警告が出たフォントは、無理に入れないほうが安全です。
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フォントフォルダに直接コピーする
結論:フォントは ~/Library/Fonts か /Library/Fonts に置けば認識されます。Finder で「フォルダへ移動」を使うのがいちばん速いです。
Finder で command + shift + G を押すと「フォルダへ移動」が開きます。ここに次のいずれかを入力して開き、フォントファイルをコピーします。
~/Library/Fonts
ターミナルから開く場合は次のコマンドです。
open ~/Library/Fonts
すべてのユーザーで使えるようにしたい場合は、こちらを開きます。管理者パスワードを求められます。
open /Library/Fonts
コピー先のフォルダが存在しない場合は、先に作成してください。
mkdir -p ~/Library/Fonts
インストール先は3つある。どれを選ぶか
結論:自分だけが使うなら ~/Library/Fonts、家族や他のアカウントでも使うなら /Library/Fonts を選びます。/System/Library/Fonts には絶対に置かないでください。
▼macOSのフォント設置場所
| パス | 使える範囲 | 管理者権限 | 可否 |
|---|---|---|---|
~/Library/Fonts |
自分のアカウントのみ | 不要 | 推奨 |
/Library/Fonts |
すべてのユーザー | 必要 | 共有マシンで使う |
/System/Library/Fonts |
システム | 変更不可 | 触らない |
/System/Library/Fonts は macOS 本体が使うフォントの置き場所です。システム整合性保護(SIP)で保護されているため通常は書き込めませんが、ここを操作しようとするのは避けてください。システムの表示が壊れる原因になります。
Font Book の既定のインストール先は Font Book > 設定 から変更できます。特に理由がなければ、管理者権限のいらない「ユーザ」のままで問題ありません。
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追加したフォントがアプリに出てこないとき
結論:Mac を再起動する必要はありません。フォントを使いたいアプリを終了して起動し直せば、たいていはそれで表示されます。
多くのアプリは起動時にフォント一覧を読み込みます。そのため、アプリを開いたままフォントを追加しても一覧には反映されません。command + Q でいったん完全に終了してから、開き直してください。ウインドウを閉じただけではアプリが終了していないことがあるので、Dock のアイコン下の点が消えているかを確認します。
それでも出てこない場合は、次の順に確認します。
- Font Book でそのフォントが「オフ」になっていないか(オフのフォントはアプリに出ません)
- 同名の別バージョンが重複していないか(Font Book が黄色い警告で知らせます)
- フォントファイルが壊れていないか(Font Book の ファイル > フォントを検証 で確認できます)
- それでも駄目なら Mac を再起動する
再起動は最後の手段で構いません。アプリの再起動で解決しない場合だけ試してください。
Adobe製品やFigmaで使うときの注意
結論:Photoshop・Illustrator・Figma のデスクトップアプリは、いずれも macOS にインストールされたフォントをそのまま参照します。アプリごとにフォントを追加する操作は不要です。
つまり、この記事の方法で Mac に入れておけば、どのアプリからも同じフォントが使えます。
なお、この記事はもともと Adobe XD で使うフォントを追加する目的で書いたものです。Adobe XD は2023年からメンテナンスモードに入り、新機能の開発は終了しています。単体アプリとしての新規販売も終了しているため、これから始めるなら Figma を選ぶことになります。フォントの追加方法自体はどちらでも変わりません。
ブラウザ版の Figma は、ローカルのフォントを使うために「Figma フォントインストーラー」が別途必要です。デスクトップアプリを使っている場合は不要です。
フォントを探すときに使えるサイト
結論:商用利用の可否は、フォントごとにライセンスを必ず確認してください。無料で配布されていても、商用利用が禁止されているものがあります。
Web制作で使うフォントを探す場合は、ライセンス表記が明確なものを選ぶのが安全です。日本語フォントは特に、個人利用のみのものが多く混ざっています。
画像やイラストも含めて素材を探している場合は、ブログに使用可能な著作権フリー画像・動画・イラストサイトにまとめてあります。ライセンスの条件ごとに分けて紹介しているので、フォント以外の素材を探すときにも使えます。
Web フォントとして読み込む場合は、Mac へのインストールとは別の話になります。CSSでの指定方法はWebコーディングにオススメの学習本で紹介している書籍でも扱っています。