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ラノベ『涼宮ハルヒの憤慨』を読んだ感想

涼宮ハルヒシリーズ第8作『涼宮ハルヒの憤慨』を読みました。

「編集長★一直線!」は、文体や構成が独特なものになっていて、話自体も今までにない恋愛要素が含まれていたりします。一方の「ワンダリング・シャドウ」は、ハルヒの王道的なストーリーになっていて、「そういえばハルヒってこんなだった」と思い出します。

短編集第4弾。それぞれに感想を書いていきます。

編集長★一直線!

敵対組織として生徒会がSOS団の前に立ち塞がるお話。

その生徒会の圧力をかわすために文芸誌を作ることになります。で、キョン、朝比奈さん、長門が寄稿した文章がこの作中に掲載されました。それぞれが「らしい」文章を書いていて面白かったです。

まず、朝比奈さんが書いたのは童話でした。これに関しては、ハルヒがすごい添削をかけたせいでキテレツな話に仕上がって笑える内容になってました。挿絵付きで載っていたので、実際見てみると笑えるかもしれません。

そして、長門は幻想ホラーを書いていました。ホラーなのかどうか以前に、どういう事を書いていたのか解釈が難しかったのですが、なんとなく思ったのは、長門は自分自身のことを書いたのかな、ということです。おそらく、情報生命体から離れて、SOS団に入団した自分自身のことを。長門の心が現れているようで、ぼくは好きでした。

最後に、キョンがまさかの恋愛小説。キョンが嫌がっても、ハルヒはめっちゃ気になるでしょうね。でも残念ながら、キョンらしく恋愛小説ではなく推理小説になっており、読者に向けられた謎かけになっていました。

 

小説の中で(キャラによって)小説が書かれる、という谷川先生のテクニックが大いに光った短編でした。

 

ワンダリング・シャドウ

SOS団が幽霊騒動の調査に乗り出すお話。

単なる幽霊騒動の前半から、人に宿る意識の根元にまで発展した後半。話の出だしとオチに落差があり過ぎる、ハルヒらしいストーリーになっていました。

「幽霊とは」の理論がとても面白かったです。

 

あと、またまた長門が良かったですよね。

キョン「人間に魂はあるのか?」

長門「それは、禁則事項」

長門がジョークまで言えるようになりました。

長門の感情の変化はまだまだ見どころがありますね。

 

まとめ

短編第4弾。ストーリーはいったん休憩して、SOS団らしくのほほんとしていたり、ドタバタしていたりするのを見られた内容になっていました。

「編集長★一直線!」はストーリーが面白く、「ワンダリング・シャドウ」は長門の変化も見られて、どちらも甲乙つけがたい良さがありました。

いつか、長門の「禁則事項」というセリフをアニメで観られたらいいなと思います。


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りん
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