【支那そばかでかる本店（西原町）】自家製麺と店内仕込みのわんたん麺を味わった

西原町で食事をする機会があり、支那そばかでかる本店に足を運びました。
麺もスープも、そしてワンタンを含む具材も店内で仕込まれていると分かったうえで食べた一杯でしたが、実際に食べてみると、知っていた情報以上に、全体のまとまりがいい一杯だと感じました。

気づけば箸が止まらず、そのまま最後まで食べ切っていました。あとから思い返しても、麺やスープ、具材のどれかが浮いていた記憶がなく、それがこのお店の印象として残っています。

1. 特製味玉わんたんめん（味玉、肉、えび2ヶずつ）

特製味玉わんたんめんは、提供された瞬間に具材の多さが目に入ります。味玉、肉、えびわんたんがそれぞれ2個ずつ入っていて、器の中がきちんと整理されている印象でした。
スープは透明感があり、口に含むと醤油の輪郭がはっきりしていますが、塩気が前に出すぎる感じはなく、後味は比較的すっと引いていきました。私には、レンゲを止める理由が見当たらないタイプのスープに感じました。

麺は細めで、スープをよく持ち上げます。すすったときに麺とスープの温度差が出にくく、最後まで同じ感覚で食べ進められました。
わんたんは、えびの食感が分かる仕上がりで、皮が厚すぎないためスープの邪魔をしません。肉のわんたんも含め、具材が多いのに全体が重たくならない点が印象に残りました。

味玉は黄身が固まりすぎておらず、スープと一緒に食べると味が自然に溶け込みます。特製と名乗る理由は、量の多さというより、構成のバランスにあると感じました。