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博多で焼鳥を食べて、質の違いを実感した『鳥鶏研究団』

結論から書くと、『鳥鶏研究団』は「鶏を部位で理解したい人」に向いた焼鳥店です。 はかた地どりをはじめ複数の銘柄鶏を扱い、串は約30種類。珍しい部位まで一通り食べていくと、鶏という食材の輪郭がはっきりしてきます。

派手な演出や尖った個性で押してくるタイプではなく、鶏そのものをどう食べさせるかに軸を置いた店です。食べ進めるうちに、その姿勢が伝わってきました。

この記事では、実際に頼んだ17品を順番に振り返りながら、どんな店なのかを書いていきます。

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『鳥鶏研究団』はどんな店か

「鶏を食べつくす」をコンセプトにした、博多駅前の焼鳥店です。

店名 鳥鶏研究団(とりとりけんきゅうだん)
場所 福岡県福岡市博多区博多駅前4-18-19 博多フロントビル
アクセス JR博多駅から徒歩8分
扱う鶏 はかた地どり、地頭鶏、天草大王、黒さつま鶏など
串の種類 約30種類
席数 34席
予算の目安 夜 5,000〜5,999円

複数の銘柄鶏を、部位ごとに使い分けているのがこの店の特徴です。 焼鳥だけでなく、鶏ガラスープのラーメンや水炊き、とりすきも用意されています。

同じ福岡でとり皮に振り切った店としては『かわ屋 祇園店』がありますが、方向性はまったく違います。かわ屋が1品を極めるタイプなら、こちらは全部位を並べて比べさせるタイプです。

鶏を一通り楽しむ流れが自然に組み立てられている

最初はとり皮ポン酢でした。 脂の強さだけが前に出る仕上がりではなく、ポン酢の酸味と合わさることで口の中が整っていく感覚があります。これから串を食べていく流れを考えると、最初に置かれている理由が分かる一皿でした。

続いてササミ。火入れは控えめで、パサつきが出ないよう意識されているのが分かります。味の主張は穏やかですが、その分、最初の一本として無理がありません。

高坂鶏つくねは、肉のまとまりがよく、柔らかさが前に出ます。食べ進めても重たくなりにくい印象でした。

砂ずりはコリっとした食感がはっきりしていて、ここで一度リズムが切り替わります。噛む感覚が変わることで、次の串への期待が自然に生まれました。

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部位ごとの違いが、食べ進める中で分かってくる

手羽は皮と身のバランスが良く、脂が過剰に残らない焼き方でした。

うずら卵串は中が固くなりすぎず、黄身のコクがしっかり残っています。串が続く中で、味の幅を少し広げてくれる存在でした。

ふりそでは柔らかさと弾力の中間のような食感で、脂が強すぎない点が印象に残りました。手羽の付け根にあたる部位で、注文できる店はそう多くありません。

丸はつは内臓特有の風味がありますが、クセが強く出ないため、流れの中で自然に食べられました。

白子は、食感の違いが際立つ一本でした。とろっとした口当たりが、これまでの串とは明確に異なり、流れに一度アクセントを入れてくれます。

終盤に向かうにつれて、食べ応えが増していく

せぎもは内臓らしいコクがありながら、脂が前に出すぎません。

レバーは中が硬くなりすぎず、独特の舌触りが残っていました。苦手意識がなければ、構えずに食べられる仕上がりだと思います。

地どりウインナーで、ここは一度方向性が変わります。食感が変わることで、単調さを感じにくくなるのが良かったです。

せせりは弾力があり、噛むほどに旨みが出てきます。

はらみ【はかた地どり】は厚みがあり、地どりらしい噛み応えがはっきりしていました。銘柄の違いがいちばん分かりやすかったのがこの一本です。

ナンコツ入りのつくねは、最初に食べたつくねとは印象が異なり、コリっとした食感が加わることで終盤でも箸が止まりませんでした。同じつくねを2種類頼む価値があります。

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最後まで「鶏を食べた」という感覚が残る構成

ソリレスは脂と旨みのバランスが良く、満足感につながる一本でした。腰まわりの、1羽から2つしか取れない部位です。

四つ身はシンプルに鶏肉を食べている感覚が強く、派手さはありませんが、この店の方向性を象徴しているように感じました。

最後にもう一度とり皮を頼みました。脂が重く残らない焼き加減で、ここまで食べてきた流れを壊しません。締めとして無理がなく、「ちゃんと食べきった」という感覚で終われたのが印象に残っています。

頼む順番で満足度が変わる

この店は串の種類が多いぶん、順番の設計が効きます。 実際に食べて分かった組み立てを書いておきます。

段階 頼むもの 狙い
最初 とり皮ポン酢、ササミ 口を整える。ここで脂を入れすぎない
序盤 つくね、砂ずり 食感を切り替えてリズムを作る
中盤 ふりそで、丸はつ、白子 珍しい部位で味の幅を広げる
終盤 はらみ、ソリレス、四つ身 食べ応えのある部位で満足感を作る
締め とり皮 重くならない焼きで終われる

先に脂の強い部位を固めて頼むと、後半で失速します。 内臓系と食感系を交互に挟むほうが、最後まで飽きずに食べられました。

店舗情報

店名 鳥鶏研究団
ジャンル 焼鳥(はかた地どりなど銘柄鶏)
住所 福岡県福岡市博多区博多駅前4-18-19 博多フロントビル
電話 092-292-3467
アクセス JR博多駅から徒歩8分(高架線沿いを南へ)
営業時間 月〜木・祝後日 18:00〜24:00/金・土・祝前日 17:00〜24:00/日・祝 17:30〜24:00
定休日 不定休(Instagramで営業カレンダーを公開)
席数 34席
予算の目安 夜 5,000〜5,999円
支払い方法 カード可(VISA / Master / AMEX)、電子マネー可、QRコード決済可(PayPay / d払い)

※情報は訪問時のものです。営業日は不定休なので、行く前に公式のInstagramで確認してください。

まとめ

  • 『鳥鶏研究団』は博多駅前の焼鳥店。「鶏を食べつくす」がコンセプト
  • はかた地どり・地頭鶏・天草大王・黒さつま鶏など複数の銘柄鶏を部位ごとに使い分ける
  • 串は約30種類。ふりそで、丸はつ、ソリレスなど珍しい部位が並ぶ
  • 頼む順番で満足度が変わる。 脂の強い部位を序盤に固めない
  • つくねは通常とナンコツ入りの2種類を頼むと違いが分かる
  • 予算は夜5,000円台。カード・電子マネー・QR決済いずれも使える
  • 定休日は不定休。 Instagramの営業カレンダーを見てから行く

博多で焼鳥を食べるなら、部位の種類を通して鶏を理解したい人に合いやすい店だと思いました。落ち着いて、高品質な焼鳥を味わえた一軒です。