大阪で早朝から寿司を食べたいなら、木津卸売市場の中にある『かなえ寿司』です。朝4時30分から営業していて、人が動き出す前の時間にカウンターでゆっくり食べられます。
場所は大阪市浪速区の木津卸売市場内、Osaka Metro 御堂筋線・四つ橋線「大国町」駅①出口から徒歩3分。日曜・祝日は市場が休みなので、この店も休みです。
この記事では、実際に早朝に訪れて食べた13貫ほどの感想を、順番に書いていきます。足赤えび・白子軍艦・赤貝・大トロあたりが特に記憶に残りました。市場の中の寿司屋がどういうものか、判断できるように書きます。
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かなえ寿司の基本情報(場所・営業時間・アクセス)

| 店名 | かなえ寿司 |
|---|---|
| 住所 | 〒556-0012 大阪府大阪市浪速区敷津東2-2-8(大阪木津卸売市場内) |
| 電話 | 06-6649-1308 |
| 営業時間 | 4:30〜13:00頃(変更されることがあります) |
| 定休日 | 日曜・祝日、および不定期の水曜(市場の休市日に準じる) |
| アクセス | Osaka Metro 御堂筋線・四つ橋線「大国町」駅①出口から徒歩3分 南海高野線「今宮戎」駅から徒歩5分 |
| 駐車場 | あり(木津卸売市場の駐車場) |
注意点として、市場そのものが日曜・祝日と不定期の水曜に休みます。水曜の休みは月によって変わるので、遠方から行くなら市場のカレンダーを確認してから向かってください。市場全体も11時頃には多くの店が閉まります。
早朝に行くという選択
この店に行ったのは、人が動き出す前の時間でした。かなえ寿司は早朝4時半ごろから開いていて、混まない時間にゆっくり食べられると聞いて、自然とその時間を狙いました。外はまだ静かで、朝というより夜の延長みたいな空気だったと思います。
店に入ってカウンターに座ると、余計な音が少なくて、自然と目の前に意識が向きました。眠気が完全に抜けているわけでもなく、でもぼんやりしているわけでもない、その中間みたいな感覚で、ただ寿司が出てくるのを待っていました。
この「静けさ」自体が、早朝に行く価値だと思います。 同じ寿司でも、混雑した時間に急いで食べるのとは体験が違います。
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足赤えび、さざえ、さざえの肝ポン酢
最初の一貫は足赤えびでした。ここで「今日は相当いいな」とはっきり思いました。

一口で、えびの甘みが口全体に広がりました。甘さは強く、でも上品で、舌だけでなく口の中全体に甘さが広がりました。身は、お寿司のネタとは思えないほどプリップリで、一口ではとても収まらない大きさでした。

次が、さざえの寿司。しっかりした食感がありながら、噛みにくさはなく、噛むたびに旨みが増していきました。さざえ特有のクセは前に出ず、寿司としてきれいにまとまっていた印象です。

その流れで出てきたのが、さざえの肝ポン酢でした。肝の苦さはきちんとあるのに、後に残りすぎず、ポン酢と合わさることで輪郭がはっきりしていました。ここで自然と、次の一貫が楽しみになっていました。
白子軍艦、うに軍艦
白子が苦手な人でも食べられるのではないかと思ったのが、この炙りの白子軍艦でした。

白子軍艦は、口に入れた瞬間にとろけました。とろけながら、上品な甘さと美味しさが広がって、炙られていることで生よりも食べやすく、味の輪郭もはっきりしていました。

うに軍艦は、甘くて、濃厚でした。一口目からしっかりとうにの味がして、変に軽くもなく、重すぎることもなく、ちょうどいい濃さでした。
このあたりで、日本酒に切り替えました。朝から飲むつもりで来ていましたが、寿司の完成度が高すぎて、自然とそうなった、という感覚に近いです。
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あじ、赤貝、生穴子
鮮度がそのまま食感に出ていたのが、この3貫です。特に赤貝は、これまで食べた中で一番でした。

あじは、口に入れた瞬間に鮮度が分かるほどコリッコリでした。クセは一切なく、上品で、あじそのものの美味しさだけを感じました。ここまで素直に美味しいあじは、あまり記憶にありません。

赤貝は、噛み始めた瞬間からコリッコリで、ここまで鮮度の良い赤貝は初めてでした。噛んでいるうちに甘さが出てきて、食感と味の両方を追っているうちに、自然と食べ終わっていました。

生穴子は、今回が初めてでした。鮮度がよく、食感もよく、もちろん炙り穴子とはまったく違う美味しさがありました。淡白なのに物足りなさはなく、静かに印象に残る一貫でした。生で穴子を出せること自体が、市場の中の店であることの証明だと思います。
のどぐろ、大トロ、かんぱち
脂のある3貫ですが、どれも後味が重くならないのが共通していました。

のどぐろは、脂があるのに重くなく、口の中でふわっと広がって、すっと消えました。後味がきれいで、日本酒との相性もかなり良かったです。

大トロは、口に入れた瞬間に、上品な脂の美味しさが一気に広がりました。そして、すぐに溶けてなくなります。大トロなのに、何貫でもいけそうだと思ってしまうほど、美味し過ぎました。

かんぱちは、鮮度がよく、食感もコリッコリでした。クセは一切なく、上品で、魚そのものの美味しさをまっすぐ感じられました。
炙りものとうなぎ
締めに近い流れで出てきたのが、炙りものとうなぎでした。余韻が一番長く残ったのはうなぎです。


炙りほたて、炙りカツオは、どれも香りがよく、口に入れる前から期待がありました。実際に食べると、その期待をきちんと超えてきて、炙ることで旨みが引き出されているのが分かりました。炙りだから強い、というより、ただ純粋に美味しい、という感覚でした。

うなぎは、食べ終わったあとに一番余韻が残りました。口に入れた瞬間よりも、飲み込んだあとに「あれは相当よかったな」と思い返す感じで、締めとしてとても印象に残っています。
まとめ:かなえ寿司はおすすめか
食べ終えて席を立つとき、満腹というより、しっかり満たされた感じがありました。どの寿司も完成度が高く、職人が一つ一つ握った寿司を食べている、という実感が最後まで途切れませんでした。
おすすめかどうかで言えば、間違いなくおすすめです。「美味しい寿司を食べたい」と思ったら、もう一度行きたいと思いました。次も、たぶん人が少ない早朝を選ぶと思います。
行く前に押さえておきたい点をまとめます。
- 営業は4:30〜13:00頃。夜は営業していない
- 日曜・祝日と不定期の水曜は休み(市場の休市日)
- 大国町駅①出口から徒歩3分。市場の中にある
- 市場全体が11時頃には閉まり始める。早い時間ほど雰囲気がいい
- カウンターの店なので、一人でも入りやすい
同じ大阪では、長居の『釜揚うどん 一心』も昼のみ営業の店として書いています。市場の寿司つながりでは、福岡の『博多豊一 ベイサイドプレイス博多店』もどうぞ。