ペルソナ5 ザ・ロイヤル(P5R)の「あの街の空気を、本当に歩けたなら」、、、その想いに応える現実の場所が、東京・世田谷区、三軒茶屋にあります。
主人公が過ごす架空の街「四軒茶屋」のモデルとされるこの街は、ゲームと現実の境界を曖昧にしながら、ゲームの空気感をそのまま味わえるリアルスポットが点在しています。
今回は、実際に私が歩いて巡った三軒茶屋の聖地6選に加え、静かにゲームの余韻に浸れる素敵なカフェ「RAIN ON THE ROOF」も紹介。ゲームの世界に一歩踏み込んだような感覚を、写真と言葉で綴ります。
三軒茶屋で訪れるべき聖地スポット6箇所
福一(ぷくいち)

三軒茶屋駅から右下辺り、玉川通り側から路地に入ると、左手に福一(ぷくいち)が位置する景色を見ることができます。
4/9(土)の午後、四軒茶屋に着いた主人公のスタート位置。
人の流れの中、ややうつむき気味に足早に通り過ぎる武見妙のシーンを思い出します。白衣の裾が揺れ、悲壮感を感じる横顔が印象的でした。
(このシーンの武見妙がとても印象的で、コープ上げの過程とともに医者として立ち振る舞う姿に心打たれ、プレイ1週目の大本命に武見妙を選びました。)

福一(ぷくいち)の場所に、P5Rではらくまる、リサイクルショップが並んでます。
福一(ぷくいち)の看板メニューである府中焼きは広島のソウルフードとしても有名で、通常のお好み焼きとの違いはカリカリに焼かれた焼きそばが上に乗っているとのこと。
夕方からオープンしているそうなので、次回はぜひ食べてみたいですね。
ルブラン

ルブランといえば、主人公の生活拠点でもある喫茶店。
“どこにでもすぐしゃがむ“というクセがある佐倉双葉がいつもしゃがんでいる場所。
主人公が居候しているルブランは実在しないお店ですが、周辺外観のモデルとなった「Good-day Good-day SINCE1986」と「スナック ニューマリーナ」がありました。P5Rでは「Good-Bye Good-Bye since1986」と「スナック ニューマリン」というお店です。
こちらは外観のみで、店内の雰囲気だったり、コーヒーやカレーがモデルと噂されているお店が別にあるので、このあとご紹介します。
千代の湯

そして、その向かいにあるのが千代の湯とコインランドリーです。
(撮影時刻が早すぎたためか、この日は開いてる状態で撮影することができませんでした。)
ゲーム内で竜司や明智とのコミュイベントや熱湯チャレンジができる銭湯や、べっきぃこと川上貞代に洗濯代行ができるコインランドリーも三軒茶屋の街並みに存在しています。
ルブラン奥の路地裏

あのおじいさんとおばあさんが世間話をしている場所。

狭い通りをさらに奥に進むと、この場所が現れます。

思わずここから三軒茶屋駅へショートカットしたくなりますね。
肉のハナマサ

作中で登場する「スーパームラマサ」は「肉のハナマサ」を意識したようなデザイン。
三軒茶屋にも店舗があり、黄色い看板が目を引きます。
食材や調味料の並びを見ていると、つい「玉ねぎと肉…あと香辛料…」と買い物をしている佐倉惣治郎を想像するのは私だけではないはず。
ちなみに、牡蠣や野菜など苦いものや渋いものも好きな佐倉惣治郎ですが、双葉の味覚に合わせて特製カレーなどを作っているので、知れば知るほど実は良い人という印象になっていきますよね。
バッティングセンター

三軒茶屋のバッティングセンター。
こちらは肉のハナマサの左隣にありますが、ゲームではスーパームラマサの右隣にあります。
“ルブラン以上にルブラン”なカフェ:RAIN ON THE ROOF

最後にご紹介するのが、私のイチオシ。
“ルブラン以上にルブラン”なカフェ『RAIN ON THE ROOF』です。
お爺さんから孫娘への夢が詰まった納屋カフェがコンセプトとのことで、古民家を改装した空間で、木のぬくもりや静けさ、古さや渋さがルブランを彷彿とさせました。

オススメは、カレーとコーヒーのセット。
「ルブランの味」を体験したい人には、言葉では伝えきれない感動があると思います。

デザートに硬めのプリン。
落ち着いた雰囲気の中で味わうデザートは、まるでゲーム内の日常のワンシーンを現実で再体験しているようでした。
このカフェには、ただ食事を楽しむだけでなく、ペルソナ5Rの世界と自分の思い出が自然に重なり合うような不思議な感覚があります。
“ルブランの空気感を感じられる場所”を探しているなら、ここはきっと外せない一軒です。
三軒茶屋は“リアルな四軒茶屋”を体験できる場所だった
『ペルソナ5 ザ・ロイヤル(P5R)』は、「心の怪盗団」の活躍だけでなく、毎日の小さな出来事や人との関わりが丁寧に描かれている作品です。
この街には、ゲームと現実の境界線がふと薄れるような瞬間があります。
三軒茶屋はただの聖地スポットではなく、P5Rの世界をもう一度、自分の足で歩いて確かめたくなる場所です。
ペルソナファンであれば一度は訪れてみてください。