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沖縄移住は車なしでも暮らせる?ゆいレール沿線でおすすめの3地域

沖縄に車を持たずに移住するなら、住む場所はゆいレール(沖縄都市モノレール)の駅前に絞るのが現実的です。結論から書くと、私がいちばんおすすめするのは小禄・金城で、次点がおもろまち、夜型の人なら牧志です。

ゆいレールは那覇空港駅からてだこ浦西駅までの約17km・19駅で、2019年10月の延伸で浦添市まで届くようになりました。沖縄は車社会だと言われますが、この沿線に限れば車なしでも生活が回ります。

私は沖縄に20年住んでいました。この記事では、実際に暮らした感覚をもとに、車を持たない前提で選ぶならどの駅かを3地域に絞って書きます。

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車を持たずに沖縄で暮らす条件は?

沖縄に車を持たずに移住するときの条件を並べた図

車なしで暮らせるかどうかは、「モノレール駅からの距離」と「徒歩圏にスーパーがあるか」の2点でほぼ決まります。この記事では次の条件を満たす地域を選んでいます。

  • 車は持たない
  • モノレール駅が近い
  • バスも使える
  • 近くにスーパーやコンビニがある
  • 他にプラスアルファの要素がある

モノレールとバスの組み合わせが前提になる

バスだけで生活するのはおすすめしません。バス停と家とスーパー、それに市役所の位置関係がうまくかみ合わないことが多く、乗り継ぎのたびに時間を取られるからです。

ゆいレールは那覇空港から国際通り、おもろまちといった那覇の主要な場所を通り、首里を経由して浦添のてだこ浦西まで伸びています。ショッピング、映画、飲み会といった生活に必要な移動は、モノレールだけでもかなりの範囲を網羅できます。那覇市役所の最寄りである県庁前駅にピンポイントで停まるのも大きい点です。

そのうえでバスを足すと、モノレールが届かない中部・北部へも出られます。車がなくても不便を感じないのは、この2つを組み合わせたときです。

スーパーが徒歩圏にあるかで生活が決まる

車がないと、買い物は「その日に持って帰れる量」に制限されます。最寄り駅にスーパーが併設されていて、買い物してそのまま帰れる導線がベストです。

駅からスーパーまで徒歩10分あると、雨の日と荷物の多い日に一気にきつくなります。沖縄は雨が急に強く降るので、ここは軽く見ないほうがいいところです。

おすすめの地域①『小禄・金城』

移住先におすすめの地域として小禄・金城を紹介する図

車を持たない前提なら、小禄・金城が私の中ではダントツの1位です。また沖縄に戻ることがあれば、私は小禄駅の近くに住みます。

理由は次のとおりです。

  • 小禄駅がイオン那覇店と連絡通路で直結している
  • モノレール駅にバス停もある
  • 安い賃貸物件がある
  • 駅から徒歩2〜3分離れると静かで暮らしやすい
  • 那覇空港が近い

小禄駅はイオン那覇店と連絡通路で直結している

小禄駅は2階の連絡通路でイオン那覇店とつながっています。2003年8月10日の小禄駅開業に合わせて連絡通路が設けられたもので、雨に濡れずに買い物から帰宅まで完結します。

車を持たない生活では「徒歩圏内で用事が終わること」がそのまま生活の質になります。イオン那覇店は食品売り場が大きく、スターバックス、酒屋、雑貨まで一通り揃っているので、日常の買い物先としては申し分ありません。

遊びに行く場所というより生活の買い物をする場所という性格の店なので、混み方も落ち着いています。私はスペースが広くて席が取りやすいスターバックスがあるのも気に入っていました。

小禄駅にはバス停も併設されています。同じ場所でモノレールとバスの両方に乗れるのは、乗り継ぎの手間が減るので想像以上に効きます。

住むなら駅の裏側にあたる「金城」が静か

実際に部屋を借りるなら、イオンの裏手にあたる金城(かなぐすく)をおすすめします。車通りが少なく、買い物から帰りやすく、静かです。安い賃貸物件もこの近辺にあります。

小禄側でも悪くはありませんが、イオンから見て大通りを挟んだ反対側になるため、買い物のあとに大通りを渡るかモノレールの陸橋を上る必要があります。荷物がある日は、この一手間が地味に響きます。

金城には那覇市総合福祉センターがあり、その2階に那覇市社会福祉協議会(那覇市金城3-5-4)が入っています。生活で困ったときに相談先が徒歩圏にあるのは、移住してすぐの時期ほど心強い条件です。

モノレールで行ける主な場所

小禄駅を起点にすると、那覇の生活に必要な場所はほぼモノレール1本で行けます。具体的には次のとおりです。

  • 映画館(県庁前・牧志・おもろまち)
  • 那覇市役所(県庁前駅)
  • 那覇の飲み屋街(牧志・おもろまち・安里)
  • 国際通り(牧志駅)
  • 那覇空港(那覇空港駅)
  • 首里・浦添方面(てだこ浦西駅まで)

映画館

ゆいレール沿線には映画館が3館あり、性格がそれぞれ違います。

  • シネマQ:おもろまち駅から徒歩約8分。サンエー那覇メインプレイス2階の9スクリーン・約1,900席のシネコンで、話題作を観るならここです
  • 桜坂劇場:牧志駅から徒歩約8分。3スクリーンのミニシアターで、単館系の作品や音楽ライブ、トークイベントもやっています
  • シネマパレット:県庁前駅を降りてすぐ。パレットくもじの中にあり、駅からの近さでは沿線で一番です

話題作からミニシアター作品まで、車を出さずに選べます。映画をよく観る人にとっては、これだけでもモノレール沿線に住む理由になります。

那覇市役所

小禄・金城は那覇市にあたるため、手続きに行く那覇市役所は県庁前駅前です。モノレールで一本で着きます。

沖縄の他の市役所はバスでないと行きにくい場所が多く、転入届や各種手続きのたびに時間を取られます。那覇市内のモノレール沿線に住むと、この手間がまるごと消えます。

那覇の飲み屋街

モノレールで行ける飲み屋街は、次の3か所がおすすめです。

  • 牧志駅『国際通り』
  • おもろまち駅『那覇新都心おもろまち』
  • 安里駅『栄町市場』

いずれも駅から歩けるので、飲んでもモノレールで帰れます。【那覇】川かみ鮮魚の1000円せんべろのような、安く飲める店が那覇には点在しています。

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おすすめの地域②『おもろまち』

移住先におすすめの地域としておもろまちを紹介する図

おもろまちは、買い物・映画・外食が徒歩圏ですべて完結する地域です。那覇新都心と呼ばれる再開発エリアで、街の作りが新しく歩きやすいのが特徴です。

理由は次のとおりです。

  • 大きなショッピングモールがある
  • 映画館がある
  • モノレール駅がある
  • バス路線が豊富
  • 静かに住める場所もある
  • 飲食店や飲み屋が多い

サンエー那覇メインプレイスとシネマQがある

おもろまちには『サンエー那覇メインプレイス』があります。食品、衣料、雑貨、カフェ、フードコートまで揃った大型ショッピングモールで、日常の買い物はここで完結します。

その2階に入っているのが映画館のシネマQです。大型シネコンと大型スーパーが同じ建物に入っていて、そこから徒歩圏に住めるのは沖縄では珍しい条件です。仕事終わりのレイトショーを観ても、終電を気にせず歩いて帰れます。

バス路線が豊富で移動先が広がる

おもろまちはモノレールだけでなく、バス路線の本数が沿線でもかなり多い地域です。那覇のメイン地域の一つなので、系統がここに集まります。

モノレールで行けない中部方面へも、バスに乗り継げば出られます。車なしで行動範囲を広げたいなら、この点は小禄より有利です。

静かに住める場所もある

おもろまちは大通り沿いのイメージが強いですが、一本入ると静かな住宅街になります。『新都心公園』近くの細い通り沿いは、私が歩いていて特に落ち着くと感じた場所です。

ただし、ショッピングモールの周辺は車通りが多く、一人暮らし向けの物件も少なめです。少し離れたマックスバリュ近辺のほうが、家賃と静かさのバランスが取れています。おもろまちは徒歩で移動するには広い地域なので、駅とスーパーの両方が徒歩圏に入る位置を選ぶのがコツです。

飲食店や飲み屋が徒歩圏に多い

徒歩圏に飲食店と飲み屋が並んでいる地域は、沖縄では数えるほどしかありません。おもろまちはその数少ない一つです。

沖縄では飲みに行くにも車を出して、帰りは運転代行を呼ぶのが普通です。徒歩で行って徒歩で帰れる環境は、飲む習慣がある人にとってそのまま金銭的な差になります。那覇のそば屋や食堂も歩いて回れるので、【那覇】EIBUN paletteのソーキそばのような店にも寄りやすくなります。

おすすめの地域③『牧志』

移住先におすすめの地域として牧志を紹介する図

牧志は、夜の時間を長く使いたい人に向いている地域です。牧志駅を降りるとすぐ目の前が国際通りで、深夜まで開いている店が徒歩圏に集まっています。

国際通りが目の前でも住みにくくはない

国際通りは観光地のイメージが強いですが、地元の人が通う飲食店や飲み屋も多く、深夜営業の店が並んでいます。地元客で賑わう店もあれば、静かに飲める店もあります。

一見すると住みにくそうですが、マックスバリュ牧志店から泊方面に入ると雰囲気が変わり、静かな住宅エリアになります。大通りから一本外れるかどうかで住み心地がはっきり分かれる地域です。

24時間営業のスーパーとコンビニが揃っている

牧志の強みは、マックスバリュ牧志店(那覇市牧志2-10-1)が24時間営業だという点です。2階にはドラッグストアも入っていて、深夜に必要なものが出てきても困りません。

牧志駅の周辺には24時間営業の飲食チェーンやコンビニも複数あります。牧志を生活拠点にすると、モノレールやバスの終電を気にせずに夜を過ごせます。そのかわり、静けさを最優先する人には向きません。

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3地域はどう使い分けるか

生活のしやすさで選ぶなら小禄・金城、街の便利さで選ぶならおもろまち、夜型の生活なら牧志です。3地域の違いを表にまとめます。

▼車なしで住む場合の3地域比較

項目 小禄・金城 おもろまち 牧志
駅とスーパーの距離 駅直結(イオン那覇店) 徒歩圏(サンエー他) 徒歩圏(マックスバリュ)
家賃の安さ ◎ △ ○
静かさ ◎ ○(場所による) △
バス路線の多さ ○ ◎ ○
深夜の利便性 △ ○ ◎
空港へのアクセス ◎(2駅) △ ○

どの地域を選ぶか

迷ったら小禄・金城から見てください。駅直結のスーパー、静かな住宅街、安い賃貸という3つが同時に揃うのは、ゆいレール沿線ではここだけです。

一方で、モノレールにこだわらず「静かな場所で広い部屋に住みたい」なら、車を持つ前提で中部や北部を選んだほうが満足度は高くなります。ゆいレール沿線を外れると、『いしぐふーらーめん 城間店』のある浦添のように、車があってこそ通える店も一気に増えます。

車を持つか持たないかを先に決めると、住む場所の候補は自然に絞れます。