DracoVirgo の紹介
DracoVirgo(ドラヴァゴ)は、元HIGH and MIGHTY COLORのメンバー、
ヴォーカルのMAAKIII(マーキー)、
ベースのmACKAz(マッカツ)、
ドラムのSASSY(サッシー)
の3人によって結成されたグループです。
バンド名である『DracoVirgo』は、ドラゴンと乙女を掛け合わせた造語で、⼒強さとしなやかさを併せ持った表情豊かなヴォーカル、⾼度なテクニックを伴うベースとドラムが他では体感することのできない⾼揚や陶酔を与えてくれます。
グルーヴや生演奏を基調に、DAWを用いた打ち込みや重厚なコーラス、シンセやDJ、ストリングスや鍵盤類、エフェクトやオペラ性などをフレキシブルに取り込んだ音楽性は、聴き手の想像力を掻き立てられます。
2017 年にリリースされた⼤⼈気スマートフォンゲーム「Fate/Grand Order Epic of Remnant」の4 つ⽬の物語「亜種特異点IV 異端なるセイレム」のテーマ曲「清廉なるHeretics」に、⽑蟹feat.DracoVirgoとして参加。
楽曲はiTunes で1 位を獲得するなど⼤きな話題となりました。
そして、2019年DracoVirgo初のアニメタイアップ。
テレビアニメ『ありふれた職業で世界最強』のエンディングテーマにもなりました。
メンバー紹介
メンバー全員が、沖縄県出身で元『HIGH and MIGHTY COLOR』のメンバーです。
ハイカラ当時を彷彿とさせるサウンド、MAAKIIIの歌声は、乗り越えてきた時間と経験を感じさせるような磨きがかかったものとなっています。
Vo.MAAKIII(マーキー)
Instagram:https://www.instagram.com/maakiii_official/
1987年8月23日生まれ、沖縄県浦添市出身。
Ba.mACKAz(マッカツ)
Twitter:https://twitter.com/makkana_mACKAz
1984年7月15日生まれ、沖縄県東風平町出身
Dr.SASSY(サッシー)
Twitter:https://twitter.com/SASSYdrums
1984年8月23日生まれ、沖縄県糸満市出身
初めて聞くなら1stアルバム『Opportunity』
結成から現時点までの全楽曲が楽しめるすごくタイムリーなアルバムです。
彼らの代表曲である『KAIBUTSU』や、アニメ『ありふれた職業で世界最強』のエンディングテーマにもなった『ハジメノウタ』などに加え、MAAKIIIが「龍に乗った乙女がシルクロードを駆けていくイメージ」という通り、『KALMA』や『ABRACADABRA』など中東のエッセンスを感じる曲。
彼らのルーツである沖縄をイメージした新曲『RYUKYU』など「いい意味でのドラヴァゴならではのクセが濃厚に出た」(SASSY)多国籍かつワールドワイドな仕上がりとなっています。
MAAKIIIは1stアルバムについて、
「1stアルバムは高カロリー、高タンパク、高品質」
と評しています。
そんな評価があるアルバムから、ぼくがオススメしたい楽曲を紹介します。
沖縄の新しいパワーソング『RYUKYU』
『RYUKYU』は、琉球民謡と言われる沖縄の名曲『かなさんどー』と『花ぬ風車(はなぬかじまやー)』を取り入れた、沖縄の風がたっぷりと詰まった楽曲。
『かなさんどー』は、「いとしい人よ、私は忘れないぞ。想っているぞ」という歌詞の曲で、沖縄のスピリットが感じられる曲です。
一方で、『花ぬ風車』は沖縄で100歳のお祝いをするときの歌で、「どうぞ尊い人たち、ご覧ください」という部分が引用されています。
あと、この曲に入っている本場のエイサーの掛け声がうまくマッチしています。
沖縄の民族音楽的な雰囲気から始まって、1曲の中でどんどん音楽性が変わっていく複雑な構成が、激アツなドラヴァゴ琉球プログレメタルとなっています。
『超感覚的知覚 – DracoVirgo MICROCOSM mix -』
『超感覚的知覚』はMAAKIIIがソロ活動のときに初めて制作した曲で、その初期衝動が詰まった感覚を感じられる曲です。
そこにDracoVirgoとしての音が加わったことで、よりかっこいい曲になってます。
『ABRACADABRA』
それまでの『超感覚的知覚』や『Magma』などの曲はメロウで世界観の強いものが多かったです。
ですがこの曲は、その雰囲気もありつつ、ギターも聞こえてきて、ハイカラのボーカルだったユウスケが参加しているので、ハイカラの世界観に近い雰囲気になっています。
『Rainbow Butterfly』
幻想的な序盤を経て、徐々にドラムンベースになっていきます。
ライブのSE(入場曲)を意識して作ったということで、作品のオープニング的な曲となっています。
『FLY』
ストレートなギターロック調に、8分でベースを刻む耽美な美しさと切なくも爽やかなサウンドメイクを生み出したmACKAz。
疾走感溢れるリズム、そしてどこか懐かしさを感じる独特なメロディとハーモニーのセンスが光るMAAKIII。
マシンガンのようなブラストビートを叩き込んだSASSY。
BPM200オーバーの疾走感あるストレートなタイプの曲です。
インストゥルメンタルナンバー『Massatsu』
インストゥルメンタルとは、歌のない曲という意味です。
バキバキの重低音が鳴り響くベースプレイ。
超絶技巧で聴かせるドラム。
ぼくがDracoVirgoに惹きつけられた曲がこの曲で、演奏だけでも気持ちいいと思えたのがこの曲です。
アニメ『ありふれた職業で世界最強』のEDテーマ『ハジメノウタ』
アニメ『ありふれた職業で世界最強』のエンディングテーマとして話題を集めたバラード曲。
戦って帰ってきたら、癒される場所があって、そこで眠って、またそこから戦いに出かけて行く。
戦いがメインの物語の裏側に、ぼくたちが普通に生活しているように、ベッドタイムというか、オフタイムがあるだなあと感じられる曲です。
優しく抱きしめるような暖かく優しい歌声で、南雲ハジメと吸血鬼のユエの想いを乗せた極上の歌モノとなっています。
▼アニメ『ありふれた職業で世界最強』が気になる方はこちらの記事をどうぞ!
https://rinblog.org/free-watch-common-occupation/
『清廉なるHeretics』
人気アプリゲーム『Fate/Grand Order』の『亜種特異点IV 禁忌降臨庭園 セイレム 異端なるセイラム』のテーマ曲となった『清廉なるHeretics』。
MAAKIIIがエモーショナルなボーカルに、それに触発されるようにリズム隊の二人の分厚い音が良いですね。
まとめ
この記事では、下記についてまとめました。
- DracoVirgoについて
- 1stアルバム『Opportunity』のオススメしたい曲
ドラヴァゴが始動してから2年、このアルバムができたことでDracoVirgoがいる証ができたという感覚があります。
一つ完結した感じがありますが、ここからもっと広がってほしいです。
CDのジャケットにもなっている通り、シルクロードをドラゴンに乗って旅をしていた少女が、琉球というルーツを見つけた。
そして、またそこから旅に出る、みたいな。
今後のドラヴァゴが、今の時代の若者を突き動かす、そんなバンドになってほしいなと思います。