実際に歩いて食べた広島グルメの記録。お好み焼き、尾道ラーメン、牡蠣、珈琲、担担麺、駅弁
広島は「これを食べれば広島が分かる」という料理が、ちゃんと街の中に点在しているのが良いと思いました。
お好み焼きで鉄板の熱を感じて、尾道ラーメンで醤油の輪郭を掴んで、牡蠣で“広島らしさ”を詰め込む。途中に珈琲のモーニングで一度ペースを整えて、最後は汁なし担担麺でキレよく締める流れが、私にはかなり相性が良かったです。
1. お好み・鉄板焼道場 三箆
広島市中区幟町の路地裏にあるお好み焼きと鉄板焼きの店で、ランチはお好み焼きが中心、夜は鉄板料理も豊富に楽しめるお店です。ランチタイムとディナータイムの2部制で営業していて、水曜日が定休日です。お好み焼きの価格帯はランチで1,000円台、夜は鉄板一品料理も含めて3,000円台前後の目安です。店内はカウンター中心で、目の前の鉄板で焼かれる様子を見られる造りになっています。駅から徒歩数分とアクセスしやすく、予約も可能です。
広島お好み焼き(2種類)

私がここで広島お好み焼きを食べたとき、まず印象に残ったのは麺の焼き方でした。麺を大きく鉄板に広げて表面をしっかり焼き、パリッとした食感を出すというこだわりがあるようで、外側が軽い香ばしさを帯びているのが最初のひと口で分かりました。キャベツや豚バラが層になっている広島スタイルの構造は、噛むほどに素材の味が溶け出すように感じました。
私は2種類のお好み焼きを頼んで、ひとつはベーシックな味のもの、もうひとつは少し変化をつけたトッピング付きのものを食べ比べました。ベーシックな方はソースと麺、キャベツの一体感が素直に楽しめ、トッピングの方はアクセントが加わることで飽きずに食べ進められました。
とん平焼き
とん平焼きも、卵と豚肉がしっかり合わさっていて、お好み焼きの合間に味のリズムを変えるのにちょうどよかったです。
お店の雰囲気は、カウンター越しに焼き手の手さばきを眺めながら食べられる点が居心地よく、待っている間も楽しく感じました。私には、広島らしいお好み焼きを気軽に楽しみたいときに無理なく満足できる内容でした。
店舗情報
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店名:お好み・鉄板焼道場 三箆 MIHERA
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ジャンル:お好み焼き、鉄板焼き
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住所:広島県広島市中区幟町7-11 ヤマダビル1F
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最寄り駅/アクセス:胡町駅 徒歩3分、銀山町駅 徒歩4分
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営業時間:ランチ 11:30~14:00(L.O.13:45)/ディナー 18:00~23:00
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定休日:水曜日(年末年始休みあり)
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価格帯(目安):1,000~3,000円台(内容によって)
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2. 尾道ラーメン 暁
「尾道ラーメン 暁」は、広島市中区鉄砲町のにしたやビル1Fにあるラーメン店で、広電・八丁堀駅から徒歩2〜3分ほどの立地です。提供されるメニューは主に尾道ラーメンと、そこにセットとして組み合わせられるチャーハンや唐揚げのセットなどがあり、単品からセットまで選べる価格帯は**~1,000円台前後が中心です。席数はカウンターとテーブル含め18席前後とコンパクトで、一人でも入りやすい造りになっています。営業時間は11:30〜22:00(売切れ次第終了)**で、日によっては早めに閉店することもあります。不定休で営業しているため、訪問前に最新情報を確認するのが安心です。こうした基本情報を踏まえながら、実際の体験を振り返ると次のように感じました。
尾道ラーメン、半チャーハン
この店で食べた尾道ラーメンは、まずスープの風味が印象に残りました。鶏ガラや魚介の旨味をベースにしたしょうゆ味のスープは、濃すぎず軽すぎないバランスで、背脂のコクが程よく溶け込んでいます。麺は細めのストレートタイプで、スープと絡むと口当たりが滑らかになり、最後まで熱さと味の輪郭が保たれているように感じました。

セットで頼んだ半チャーハンは、ラーメンのスープの余韻を邪魔しすぎないようにまとまっていて、塩味が強すぎない分、ラーメンと一緒に食べ進めやすかったです。
店内はこぢんまりとしていて、カウンター越しに調理の様子が見えることで、出てくる一杯に対する期待感が自然に高まりました。混雑する時間帯は行列になることもあるようですが、回転が比較的早い印象で、訪れたときも昼過ぎには席が埋まっていました。私は、尾道ラーメンそのものの味わいをしっかり感じつつ、無理なく食べ切れる一杯だと感じました。人によって「もう少し濃厚さが欲しい」と感じる場合もあると思いますが、このバランスは広島市内で尾道ラーメンを味わうには分かりやすい選択肢だと思いました。
店舗情報
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店名:尾道ラーメン 暁
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ジャンル:ラーメン
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住所:広島県広島市中区鉄砲町8-24 にしたやビル 1F
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最寄り駅/アクセス:八丁堀駅 徒歩2分
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営業時間:11:30~22:00(売り切れ次第終了の場合あり)
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定休日:不定休
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価格帯(目安):~2,000円程度(セット含む)
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3. 牡蠣ひよっこ商店
「牡蠣ひよっこ商店」は、広島市中区薬研堀にある牡蠣料理専門の居酒屋で、広島県産の新鮮な牡蠣を使った多彩な料理が揃っています。
店内はカウンター・掘りごたつ・テーブル席などがあり、気軽な一杯から宴会まで幅広く対応する造りです。夜の宴会利用が多く、営業時間は 18:00〜翌7:00(L.O.6:30) と深夜まで開いていて、牡蠣料理は単品注文の他、牡蠣料理食べ飲み放題やコース料理のプランも用意されています(牡蠣だけの食べ放題プラン 3,200円〜、飲み放題付きコースあり)。牡蠣料理の単価はメニューによって幅がありますが、牡蠣ポン酢や蒸し牡蠣、カキフライ、牡蠣グラタン、ペペロンチーノなど多彩な料理を組み合わせて楽しむスタイルです。店舗へのアクセスは銀山町電停・胡町駅から徒歩5分圏内で、地酒やビールと一緒に牡蠣を楽しむ客も多いようです。
牡蠣と彩野菜のピクルス
牡蠣と彩野菜のピクルスは、酸味が柔らかく、牡蠣の旨みを邪魔せずに口を整えてくれました。これは「これからいろいろ食べるぞ」というスタート時にちょうど良く、酸味が後の料理への準備になるように感じました。
牡蠣ポン酢
牡蠣ポン酢は、ポン酢の爽やかな酸味と牡蠣のプリッとした身の食感がバランスよく出ていて、「牡蠣そのものの味」を確かめられる一品でした。
蒸し牡蠣
蒸し牡蠣は、熱を通しても身のふっくら感が残っていて、噛むと牡蠣の海の香りと旨みがじんわり広がります。この蒸し牡蠣を食べたとき、牡蠣の質の良さが素直に分かるなと感じました。
牡蠣グラタン
牡蠣グラタンは、クリームのコクと牡蠣の旨みが一体となった洋風の一皿です。クリーム寄りになりすぎない点が良く、牡蠣の存在感を消さずに味の厚みを作っていると感じました。ここで一気に満足感が上がります。
カキフライ
揚げ物のカキフライは、衣のサクッとした食感と中の牡蠣のジューシーさの対比がはっきりしていて、まさに牡蠣らしさを味わう定番だと思いました。同時に複数人で行っていれば、シェアして少しずついろいろ味を確かめるのに向いている一皿だと感じました。
牡蠣ペペロンチーノ
牡蠣ペペロンチーノは、にんにくオイルの香りが程よく乗ったパスタで、牡蠣と麺の組み合わせが違和感なく、濃厚な味わいとは違う“軽やかさ”がありました。私はここまでの流れの途中に入れると、味の変化が心地よいなと思いました。
牡蠣の炊き込みご飯
そして、牡蠣の炊き込みご飯。これは単独の料理としても満足感があり、牡蠣の旨みがご飯に移って、口当たりが優しい一体感になっていました。食後に時間が経っても、これが「この日の牡蠣料理の締めだったな」と思い返す一杯になっています。
全体として、牡蠣ひよっこ商店は「牡蠣料理だけで満腹にさせる」というよりは、料理一つ一つを少しずつ味わって、牡蠣の方向性を確かめる店という感じがしました。牡蠣好きな人同士で行って、何品かシェアしながら楽しむと満足しやすいと思いました。
私には、牡蠣料理を段階的に楽しみたいときに選びやすいお店だと思いました。
店舗情報
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店名:牡蠣ひよっこ商店 銀山町店
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ジャンル:居酒屋、牡蠣、海鮮
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住所:広島県広島市中区銀山町12-24 24ビル
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最寄り駅/アクセス:銀山町駅 徒歩約4分
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営業時間:16:00~24:00(L.O. 料理23:00/ドリンク23:30)
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定休日:不定休
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価格帯(目安):4,000~5,000円程度
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4. てらにし珈琲本店
てらにし珈琲本店は、広島市中区にある老舗の喫茶店で、朝の時間帯から営業しています。モーニングは開店から午前中まで提供されていて、トーストとサラダ、コーヒーが基本の構成です。価格帯は1,000円前後で、観光地価格というよりは、日常使いの喫茶店として落ち着いた設定だと感じました。店内はテーブル席中心で、朝の時間帯は比較的静かに過ごせる雰囲気です。
モーニングセット(山型パン、サラダ、コーヒー)
私がモーニングセットを食べたとき、最初に印象に残ったのは山型パンの存在感でした。薄切りではなく、しっかり厚みのあるトーストで、表面は軽く焼かれていますが、中は水分が残っていて、噛むと自然にほどける感じがありました。バターを塗るとパンの甘みが前に出て、朝食として無理なく食べ進められました。
サラダは量が控えめすぎず、ドレッシングも強く主張しないため、トーストと交互に食べても味がぶつかりませんでした。コーヒーは苦味が前に出すぎず、朝に飲んでも胃に残りにくい印象です。
私には、観光前に一度気持ちを落ち着かせたい朝に合うモーニングだと感じました。派手さはありませんが、食後に「ちゃんと朝ごはんを食べた」という感覚が残りました。
店舗情報
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店名:てらにし珈琲本店
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ジャンル:喫茶店/カフェ
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住所:広島県広島市中区宝町6-15
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最寄り駅/アクセス:比治山橋周辺(バス停から徒歩圏の案内あり)
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営業時間:8:00~18:30
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定休日:日曜・祝日
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価格帯(目安):モーニング 1,000円前後
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5. 汁なし担担麺専門 キング軒 本通店
キング軒 本通店は、広島市中心部にある汁なし担担麺の専門店で、昼夜を通して営業しています。メニューは汁なし担担麺が中心で、辛さや痺れの段階を選べる形式です。価格帯は1,000円前後で、回転の早さもあり、一人でも入りやすい造りでした。
広島式汁なし担担麺

私が食べた広島式汁なし担担麺は、最初に出てきた状態ではタレが見えにくく、よく混ぜてから食べる前提の料理でした。箸で底からしっかり混ぜると、山椒の香りが立ち上がってきて、ここでようやく全体が一体になります。
一口目は辛さと痺れが同時に来ますが、刺激だけが残る感じではなく、麺に絡んだタレの旨みが後から追いかけてきました。食べ進めるうちに味が単調になることはなく、最後まで同じテンポで食べられたのが印象的です。
私には、ラーメンのような重さはなく、それでいて満足感はしっかりある一杯に感じました。短時間で食事を済ませたいときや、広島らしい一品をサッと挟みたいときに選びやすいと思いました。
店舗情報
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店名:汁なし担担麺専門 キング軒 本通店
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ジャンル:汁なし担々麺
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住所:広島県広島市中区本通8-7 しげとみビル 1F
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最寄り駅/アクセス:立町駅 徒歩3分
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営業時間:11:00~22:00
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定休日:元旦
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価格帯(目安):~1,000円台
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6. ひろしま駅弁
ひろしま駅弁は、広島駅構内で購入できる駅弁で、穴子を使った弁当が代表的です。移動前に購入しやすく、持ち帰りや新幹線車内で食べることを前提に作られています。価格帯は1,000円台前半から中盤が中心です。
炙り煮あなごめし、夫婦あなごめし

炙り煮あなごめしは、煮た穴子に炙りを加えた構成で、ふたを開けたときに香ばしさが立ちます。穴子は柔らかく、ご飯には甘辛いタレが染みていて、冷めた状態でも味の輪郭がぼやけませんでした。私は、移動中に食べても食べにくさを感じにくい点が良かったです。
夫婦あなごめしは、2本の穴子が並ぶ見た目で、煮穴子の割合が高い印象でした。炙りほど香ばしさは強くありませんが、その分、身の柔らかさが分かりやすく、ご飯と一緒に食べたときの一体感がありました。
私には、炙り煮あなごめしは「最後にしっかり広島を締めたいとき」、夫婦あなごめしは「落ち着いた気分で帰路につきたいとき」に合うと感じました。旅が終わってから思い返したとき、駅弁まで含めて広島の食事だったと思える構成でした。
店舗情報
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店名:ひろしま駅弁(広島駅弁当)
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ジャンル:駅弁
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住所:広島駅構内(駅弁売場)
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最寄り駅/アクセス:JR広島駅
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営業時間:不明(売場により異なる)
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定休日:不明
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価格帯(目安):1,300~1,500円前後(商品による)
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