アニメ

人生の現実逃避が現実になった猫生【泣きたい私は猫をかぶる】

『泣きたい私は猫をかぶる』は、2020年6月18日にNetflixにて配信されたアニメ映画です。

タイトルがエモいですよね。

“猫に変身する”という非現実的でファンタジーな世界観がありつつも、思春期の日常的にある悩みにひたむきに向き合った内容でした。

本作の魅力と感想について語っていきます。

 

思春期特有の悩みにフォーカスを当てた物語

本作の特徴でまず語りたいところが、主人公である中学二年生の女の子の、”思春期特有”の悩みや感情にフォーカスを当てた物語になっているところです。

 

ムゲの人間性と思春期特有の悩み

彼女は、ムゲ(無限大謎人間)というあだ名で呼ばれるほど、変人よりも変人な言動で周囲を驚かせます。思いを寄せる男の子に毎日のように過剰なアタックを繰り返したり、怒った勢いで2階から飛び降りたり。

本作を見る上で、本当の彼女を知るまで感情移入できないと思えるほど。

 

でも本当は

でも本当は、中学二年生の女の子が、周囲に気を使って感情を抑えて日々を過ごしているのです。10歳の頃に両親が離婚し、現在は父とその再婚者と同居している複雑な家庭事情。思いを寄せる男の子に素直になれず、毎日のように過剰なアタックを繰り返してしまう日々。

彼女なりの悩みを覆い隠すために、明るく陽気な姿を演じてるように見えました。

 

人生の現実逃避が現実になった猫生

猫の姿なら彼に好きと言ってもらえる。
猫の姿なら彼にご飯を作ってもらえる。
猫の姿なら愛してくれる。

だけど、それはあくまでも猫として。

猫になれるということは、人という現実の悩みを解消してくれる生き方ができるということ。でもそれは、人であった悩みを解決した先に欲しい願いが叶えられないということ。

 

猫として生きるということは

しかし、猫として生きるということは、好きな人と対等に向き合えないことの悲しさや辛さがあるということ。

ペットに対する愛情と人に対する愛情は違うということ。

猫生という経験ができたからこそ、彼女は猫になることを良しとせず、自分の悩みに向き合い、真剣に悩みに立ち向かおうとします。

 

現実に向き合うことの大切さ

猫に変身するという非現実的な世界観を利用した、現実の大切さが分かる物語。

ことわざの「猫をかぶる」は、「本性を隠しておとなしそうに見せる」という意味で、その言葉がタイトルについた本作は、逆に「本当の自分を知ってもらう」ことの大切さを教えたかった物語なのかなと感じました。

 

主人公が変身した猫が神作画

主人公が変身した猫が神作画です。

綺麗な白い毛並みを感じられ、人間を感じられるような大きな目と綺麗な青の瞳。

それだけでなく、猫の動作がありつつも人(ムゲ)を感じられる描写がとても魅力的でした。

 

まとめ

好きな人に猫として愛でられる、というところで刺さる人にはすごく刺さりそうな作品です。

見終わった時点での感想としては『千と千尋の神隠し』に似ていると思いました。

前半と後半でストーリーがガラッと変わったように感じたり、キャラの設定や背景のストーリー展開が多かったりで、本筋が物足りない感じでした。

 

とはいえ、『泣きたい私は猫をかぶる』というタイトル通りな世界観はとても面白かったです。
『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない』と同じ脚本家ということで、この人ならではの表現だと思うと、より面白さを感じられました。

Netflixでしか見られない作品なので、ぜひ観てみてください。

【2年継続中】Netflixを利用した感想やレビューNetflixの利用を考えている人向けに、2年以上利用しているぼくがNetflixを実際に利用している感想や情報をご紹介します。...

 

ABOUT ME
りん
フロントエンドエンジニア / 趣味ブログ / 沖縄から東京に就職1年SE→ 1年フリーランスSE→ 沖縄移住2年Webデザイナー → 福岡移住1年目フロントエンドエンジニア / HTMLCSS大好物 / JS / PHP / Laravel / WordPress / VScodeでVim使う人